血統書とは？犬の血統書の正しい見方～ワンちゃんのルーツを見てみよう～

●犬名
犬名は、名前と犬舎名を、組み合わせて名づけられます。
繁殖者がつけた正式な犬名が血統証明書に記載されています。また35文字までと規定されています。
名前が長いので通常は愛称「コールネーム(呼び名)」として別の名前をつけて、その名前で呼ぶことが多いようです。
JKCでは、ご家庭の呼び名を記載することも出来ます。

コールネーム（呼び名）登録料は1件につき1000円となります。

●犬種
ワンちゃんの種類が記載されています。
ボストンテリアはBT、ビーグルではBEというように、すべての犬種に固有の記号がつけられています。

●登録番号
登録番号は犬籍登録上の通し番号です。各団体へ登録している番号が記載されています。

●マイクロチップ登録番号
ワンちゃんが迷子になったときに備え、マイクロチップを登録をしている場合は、マイクロチップの番号も記載されます。
JKCの場合のマイクロチップ登録・登録証明書・血統明細書記載1件につき1100円となります。

●性別
ワンちゃんの性別が書かれています。

●毛色
ワンちゃんの毛色が記載されています。

●繁殖者
繁殖した人の氏名と市町村が記載されています。 

●所有者
ワンちゃんを譲り受けた所有者名が記載されています。
所有者欄があなたのお名前になっていない場合は、所属の愛犬クラブ経由で、
正式な飼い主であることを登録（名義変更の届出）を出せば所有者欄が現在の飼い主の名前になります。
正式な飼い主さんの名前を登録するために、血統書の裏面にある「所有者名義変更届」を使い名義変更を行いましょう。

JKCの名義変更は、発行日から6カ月以内は、1件につき1200円（6カ月を越えたものは、3400円）の料金がかかります。

●譲受年月日
ワンちゃんを譲り受けた日付が記載されています。
新しい所有者が自分の名前に名義変更を済ませると、その譲渡日の日付が記されます。

●生年月日
ワンちゃんの生年月日が記載されています。
「愛犬の誕生日が知りたい」という飼い主さんは、この項目を確認してみてください。

●父方の血統図
父犬、父方の祖父、父方の祖母を記載しています。さらに曽祖父母へと遡って記載しています。
血統書には、父、祖父母、曽祖父母と、その子の3代前の血統まで書かれています。
「この子のお父さんはどんな犬だったのかな？」と思えば、この図を元にブリーダーに問い合わせてみると良いでしょう。

●母方の血統図
母犬、母方の祖父、母方の祖母を記載しています。さらに曽祖父母へと遡って記載しています。
血統書には、母、祖父母、曽祖父母と、その子の3代前の血統まで書かれています。
「この子のお母さんはどんな犬だったのかな？」と思えば、この図を元にブリーダーに問い合わせてみると良いでしょう。

●出産頭数・登録頭数
出産頭数と登録頭数が記載されています。
一緒に生まれた兄弟（一胎子）数を牡牝ごとに記してあります（死亡犬は除く）

●一胎子登録番号
産まれたワンちゃんを一括して登録した際の登録番号が記載されています。
同胎犬（本犬を含んだ兄弟犬）の番号が記載されています。

●賞歴
賞歴があれば記載されます。
取得したチャンピオンの種別と登録日が記載されています。