犬の熱中症の症状(下痢・嘔吐・痙攣)予防するには?室温は?

人間と同じで犬も熱中症になることは、みなさんご存知ですよね。

しかし、どんな症状が出るのか、ご存知でしょうか。

実は、我が家にいるボストンテリアBonも熱中症にかかってしまいました。

この記事では、犬の熱中症の症状や、予防方法、室内の温度設定についてまとめてみました。

可愛いワンちゃんを守るために、ご参考になれば幸いです。

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犬の熱中症の症状は?

犬が熱中症になると、グッタリするだけでは?と思う方もいるかもしれませんが、実は様々な症状が出てきます。

犬の熱中症の症状

■体温が40~41℃以上
■口をけたまま呼吸している。
■いつもより呼吸の仕方が早い
■ぐったりとして、あまり動こうとしない。
■よだれが大量に出る

↓この状態が悪化すると・・・

■体温が42℃以上
■嘔吐
■下痢
■震え(痙攣)
■意識もうろう(目の焦点が合わない)

↓さらに症状が進むと

■体温が43℃以上
■多臓器不全
■おしっこが出ない(尿に血が混じる)

下にいくほど、症状が重篤になっていきます。

我が家のBonも、ベランダでよく日向ぼっこをしていますが、部屋に入ってくると、目の焦点が合わなくなり、水も飲まず、食べ物を何も口にしなくなりました。

しかも、嘔吐・下痢の症状も出て、急いで病院で診てもらい点滴をしてもらいました。

3日くらいは症状が落ち着かず、大変心配しました。

↓犬の体温について詳しくはコチラ

犬の体温は何度くらい?平熱は?ボストンテリアBonの体が熱い

2018.09.22

熱中症を予防するには?

では、犬の熱中症を予防するにはどんな方法があるのか、ご紹介します。

水分補給はこまめに

人間と違って、犬は足の肉球にしか汗腺がないので、汗をかいて体温調節をするということは出来ません。

犬は舌を出してハァハァと息をすることで、よだれを蒸発させて、熱を放出し体温を下げています。

そのため、唾液=水分が体内から出ていってしまうので、こまめな水分補給が大切です。

夏など気温が高い日は、犬がいつでも水分を取れるようにしましょう。

室内では、水が入った器を多めに置いたり、留守番させるときには、自動給水機などを設置しておくと良いですね。

また散歩には、ペットボトルや水筒を持っていきましょう。

犬に最適な室温・湿度を心がける

犬が快適に過ごせる温度と言われているのは、人間が感じるよりも少し低い25℃前後です。

湿度は、50~60%くらいが適正です。

クーラーをかけて出掛ける飼い主さんも多いですが、クーラーは床に近い部分が冷えすぎてしまうこともあります。

それを防ぐために、扇風機やサーキュレーターなどで空気を循環させることも効果的です。

また、窓辺に植物を置いたり、遮光カーテンを使用するのも良いでしょう。

冷却グッズを使う

最近では、「ひんやりグッズ」と呼ばれる犬用の製品も多く販売されています。

■アルミや大理石でできたペット用マット

■冷却ジェルを使用したベストやマフラー

■肉球のヤケド防ぐための、ペット用のソックスや靴

などがあります。

散歩やお出かけする際には、朝や夕方など涼しい時間帯に選ぶことも大切です。

我が家は夏のベランダを禁止に

うちのBonは、ベランダに出て外をながめたり、日向ぼっこするのが大好きで、室内とベランダを自由に行き来できるようにしていましたが、熱中症になったことを受けて、気温が高い時期にベランダに出すことはやめました。

変わりに、スリガラスで外が見えなかった窓を、クリアなものに変えて、室内から外が見えるようにしてあげました。

外から丸見えになっちゃいますが(笑)

おかげで、Bonは室内から外の様子を楽しそうに見ています。

あとはステンレスのマットも、知り合いからもらったので、窓の前にそれを敷いて寝ています。

最後に

熱中症の症状には、軽いものから命にかかわる重いものまであることが分かりました。

また、熱中症は飼い主さんが予防できる病気です。

特に、暑くなる季節はいつも以上に愛犬の様子に気をつけてあげたいですね。

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